仕事とは
2017/11/14 10:09

最近、仕事に誇りを持っている人が少なくなっているように感じる。福知山線の脱線事故なんかは国鉄と呼ばれてた頃には起こらなかった、と思う。昔の鉄道員には仕事に対する誇りがあり、その実直さゆえ電車には安心感がありました。しかし、カーブを曲がりきれなくて脱線し近隣のマンションに激突している映像や写真を見ると、列車も安全ではないんだと不安な気持ちにさせられる。別にこの運転手が悪いとは思わない。功利優先の会社経営になってしまったことで、社員の焦りが事故に繋がったのではないか。私は懐古趣味に浸りたいわけではないが、世の中みんな平等主義の延長線上にはたくさん給料が貰える職につけた者とつけなかった者の格差が広がり、自分は損なくじ運だと考えてしまうのではないか。金儲けの出来る仕事に人気が集中し、あまり金儲けが出来ない職種は見下す傾向にあると思う。だから、加計学園の獣医学部なんかが話題になってしまう。白衣を着てペットの診断をし、外車でも乗り回すイメージを勝手に膨らませてしまう。しかし、実際の獣医師はペットの糞尿にまみれたり噛まれたりの大変な作業現場だと思う。それから、家畜の医師ともなれば想像をはるかに越え泥まみれの仕事場となるだろう。勝手に膨らませたイメージで子どもを獣医師にしたいと思う親が多額を注ぎ込んで入学させたとしても、子ども本人になりたい意識がなければ、適当に勉強して国家試験に合格さえすれば親がよろこび、世間体もいいのだから行ってもいいかレベルの獣医師が出来上がるだけだろう。使命感はなく、これからどれだけ取り戻せるかだけの獣医師が出来上がるだろう。家畜やペットは飼っているだけなので、死んでもあまり原因究明がなされることはない。ますます、仕事に対する誇りや使命感より功利優先の社会が出現してゆく

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