天皇賞はJRAでの八大競走の一つにもなっているビッグレースになります。
馬主だけでなく,生産者,調教師,騎手,厩務員などホースマンであれば一度は手にしたいタイトルだと思います。
今年の春の天皇賞は歌手の北島三郎さんがオーナーのキタサンブラックが勝ちましたので,表彰式の様子をご覧になった方も多かったと思います。でも,表彰式をご覧になって他のGⅠレースとの違いにお気付きになった方はどの位いらっしゃったでしょうか。
その違いとは優勝馬主にだけ渡される天皇楯をJRAの理事長が白手袋を着用して馬主に手渡すということと,その楯を受け取る馬主も白手袋を付けて受け取るという儀式のことです。
秋の天皇賞の時も同様に行われるのでよくご覧になってみてくださいね。
ただそれだけ?って思う方もいるかと思いますが,天皇の冠のついたそれだけ重みのあるレースですし,天皇家から楯が下賜される栄誉のある特別なレースなんですよ。
あとは,天皇楯は優勝馬主にだけ授与されます。とかく勝ったジョッキーが注目されてしまいがちですが,競馬は馬主と馬券を買ってくださるファンの方がいて成り立っています。ご存じない方もいるかと思いますが,馬主が負担するのは競走馬を買うお金だけでなくて,その馬を預託するの厩舎に預託金を支払っています。預託金の中には馬の飼い葉代の他に厩舎経営の必要経費も含まれています。つまり,厩舎のスタッフの給料は馬主が負担しているということにもなります。この辺りを話し出すと長くなりますので今回は触れませんが,毎年馬主側と調教師会等で話し合いを行って預託費についても取り決められています。
個人馬主の大多数の方は競馬では殆どの方が赤字だと思いますし,私ももちろん赤字です(笑)。私の愛馬でもデビュー出来なかったり,デビュー出来ても未勝利戦すら勝てない馬の方が多いくらいです…。
佐々木オーナーは所有頭数こそ少ないですが,勝ち上がり率を見るとかなりの好成績で他の馬主の方からも羨ましがられてたり,冷やかされたりしているんですよ。
ちょっと話が脱線してしまいましたね。
脱線ついでに最後に一つだけとっておきの情報をお伝えしておきます。
シュヴァルグランですが,今秋に豪州か欧州の海外に挑戦するという話が出てきています。
状態や色々な問題があるのでまだ流動的ですが,宝塚記念を勝ったりしたら現実的になるかもしれません。海外挑戦となれば鞍上は福永騎手にお願いすることになるでしょうね。
今はここまでしか言えませんので,ご理解ください。
あ,ちなみに競走馬が海外挑戦する際の費用は基本的には全額馬主負担です。招待の時はもちろん別ですが…。なので,個人馬主で海外挑戦するのはかなり大変なんですよ。
もちろん地方への遠征の費用も馬主負担です(涙)。
それだけでもファンの方には理解してもらえたら幸いです。
それではまた気が向いたら日記を書きます。
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