「黒衣の名牝」シンコウラブリイ(鹿毛:1989~2011)は1993年マイルチャンピオンシップなど重賞多数の勝ち馬である。
彼女は1990年代初頭を代表する快速牝馬で、後の名伯楽・藤沢和雄調教師に初の重賞及びGI制覇をもたらしたことで知られる。
カーリアンCaerleonの仔シンコウラブリイはアイルランド産で生涯戦績15戦10勝(重賞6勝)、その1993年11月21日マイルチャンピオンシップ1着を最後に競走生活を終え、翌1994年から2011年春まで大樹ファームやシンコーファームで繁殖牝馬を務めた。
彼女の仔は12頭確認できる。
①ロードクロノス(栗毛:トニービン)★
②レディベローナ(鹿毛:サンデーサイレンス)
③レディミューズ(栗毛:ディンバーカントリー)
④トレジャー(黒鹿毛:ブライアンズタイム)
⑤ロードアポロン(鹿毛:ブライアンズタイム)
⑥レディクローリス(鹿毛:フォーティナイナー)
⑦ピサノグラフ(鹿毛:サンデーサイレンス)
⑧ロードアルファード(鹿毛:エルコンドルパサー)
⑨サムワントゥラブ(鹿毛:シンボリクリスエス)
⑩マザーウェル(鹿毛:シンボリクリスエス)
⑪ヒューチャステップ(鹿毛:アドマイヤムーン)
⑫プレイフォーマザー(鹿毛:ディープスカイ)
()内は毛色と父名
★重賞勝ち馬
娘7頭(②③⑥⑦⑨⑩⑫)全頭が繁殖入りし、母シンコウラブリイの血を今も伝えている。
③レディミューズ(1997~2017用途変更)系統からはシンメイフジ(2007~2024)ロードマイウェイ(2016~)が出た。
⑦ピサノグラフ(2002~2022転売不明)系統からはムイトオブリガード(2014~)が出た。
2011年に⑫プレイフォーマザー(2011~)出産した後に繁殖生活を退いたシンコウラブリイは、同年12月5日にシンコーファームで蹄葉炎により22歳の生涯を閉じた。
動画「1993年マイルチャンピオンシップ」JRA公式
https://www.youtube.com/watch?v=TPw6WaJvMyw
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